こんにちは。便利屋アートマン新人スタッフの永盛です。
この2018年の4月より便利屋アートマンのスタッフとして働き始めました。
日々、職人さんの補佐としてさまざまな現場に同行させてもらっています。
これから、そんな私から見た便利屋アートマンの現場での仕事ぶりをお伝えしていきます。
さて、今回は玄関アプローチの瓦チップ施工の現場よりレポートをお届け致します。
バラスなどの砂利を撒くよりも格段に見栄えがする瓦チップ施工に興味があれば、ぜひ最後までお付き合い下さい。
施工風景や費用もご紹介します。
目次
ご依頼内容:玄関アプローチの水はけを何とかしたい
今回ご依頼主様からは以下のようなご要望をいただきました。
「玄関までの道の水はけが悪いのを何とかしたい」
「砂や土で玄関ポーチが汚れるのを何とかしたい」
今は土がむき出しのままの状態となっています。
このままの状態だと雨が降った時に水たまりが出来たり、ぬかるんだりしてしまうそうで、それが嫌だと。
また、雨などが降らずとも、アプローチを歩いてくることで靴の裏に砂や土が付着し、それによって玄関ポーチが汚れてしまって困っているとのことでした。
こんな具合です↓
いつも玄関ポーチは靴の足跡だらけ。
日々の掃除がかなりの負担になってしまうのだとか。
そんな状態を何とかしたいということでアートマンにご相談いただきました。
打ち合わせ:予算に合わせたアプローチ材の決定
さっそくスタッフが現地を訪れ、現場の様子を確認しながら打ち合わせを行いました。
ご依頼主であるご主人からのヒアリングをしたところ、分かったことは次のようなものです。
「見栄えを考えるなら、玉砂利を敷き詰めたような玄関アプローチが理想」
「しかし、玉砂利は費用が高く、予算をオーバーしてしまう」
「その代わりとなる素材を探している」
玉砂利による施工は専門業者さんにお願いをすると、50万円は優に超えてしまいます。
この費用を出来るだけ抑えたいという事でアートマンにご相談いただいたとのことでした。
アートマンによる瓦チップ施工のご提案
このご主人の要望を受けてのアートマンからのご提案は次のような素材を利用しての施工方法です。
『瓦チップ:瓦骨材』+『ハニカムエース:砂利地盤安定材』
瓦チップとは、その名の通り、瓦を粉々に砕いて素材としたものです。
この特徴としては、吸水性・保水性に優れているという点があります。
また、廃材が原料なので価格も安く抑えることが出来ます。
この瓦チップをハニカムエースと呼ばれる地盤安定材の中に敷き詰めます。
ハニカムエースを下に敷くことによって、瓦チップが沈み込むことなく安定し、上を歩きやすくなります。
このような素材での施工により、費用の見積もりは19万円にまで抑えることが出来ました。ご主人もこの価格に承諾していただき、いざ施工となりました。
瓦チップとハニカムエースを用いた施工例
今回の施工の手順は以下のようになります。
- 砂利で地面の凹凸をなくし、プレートで締固めをする
- ハニカムエースを設置する
- ハニカムエースの上に瓦チップを敷き詰める
大まかにいって、この3つの作業を順に行っていくことになります。
作業1:プレートでの地盤調整
まず行った作業は、施工を行う地面を水平にならすというものです。
地面に凸凹があるとその後の安定材の敷き詰めにおいてグラつきが発生してしまいます。足場が悪くなって、歩きづらくなってしまうということですね。
そのため、沈み込んでいる箇所に砂利を敷くなどして平らになるよう整えていきます。この作業をしっかりと行うかどうかで、完成後の出来栄えが決まる大事な作業です。
平らになったら、プレートコンパクターという機械で締固めを行います。上から振動による圧をかけることで、地面を平らで固定するものです。
作業2:ハニカムエースの設置
下地が平らで固定された後は、地盤安定材であるハニカムエースを敷き詰めていきます。樹脂製の軽い素材なのですが、垂直方向の重さに250トンまで耐えられるという優れものです。
このハニカムエースはニッパーで簡単に切断することが出来るため、アプローチの隅にまで簡単に敷き詰めることが出来ます。3人のスタッフでものの1時間もしないでこの作業を終えることができました。
作業3:瓦チップの敷き詰め
そして、最後のハニカムエースの上に瓦チップを敷き詰めていきます。均等に1cm程度の厚みになるように瓦チップを敷き詰め、レーキでならしていきます。
また、最後には仕上げとして木材で表面の凸凹をなくしていきます。
職人さんいわく、「この作業をやるだけで、表面の沈み込みがなくなり見栄えが良くなる」とのことです。
完成:ご依頼主にも満足いただけました
ここまでの作業で本日の施工作業は終了です。最後にご主人に出来栄えを確認していただき、無事OKをもらうことが出来ました。
9時頃にスタートし17時前には終わることが出来ました。
本来3日ほどを予定した作業ですが、最初の地面をならす作業が予想以上に早く終わったことで大幅な作業時間の短縮ができました。
ご主人は最後まで瓦チップの色を赤茶色から灰色で悩んでいたようでした。しかし、最終的な出来栄えをみてきちんと満足していただけたようです。
玄関アプローチは、専門の業者さんに施工をお願いするとそれこそ50万円から100万円以上も費用がかかることがあります。
「綺麗には仕上げたいが費用は抑えたい」
このように思っている方も多いでしょう。そのような時は、ぜひアートマンにご相談下さい。
アートマンへのご相談は下記の電話番号より承っています。
お電話口でスタッフに「瓦チップ施工をしたい」とお伝え下さい。
専門業者さんにはないフットワークの軽さで費用を抑えつつ、ご満足いただけるものをご提案いたします。